矯正歯科
こんな歯並びに悩んでいませんか?
矯正歯科では、歯並び・かみ合わせの治療を行っています。
歯並び・咬み合わせの異常は「不正咬合」と呼ばれ、ブラッシングのしづらさによる虫歯・歯周病リスク、お子さんの場合は歯・顎の発育への影響などが懸念されます。見た目を気にされる方も少なくありません。
不正咬合にはいくつか種類があります。
上顎前突:出っ歯
上の前歯が前に出ている状態をいい、口を上手く閉じることができず、唇を切りやすいなどの支障をきたします。また、前歯の噛み合わせが悪いため、下の歯で上顎や前歯の裏側の歯肉を傷つけている場合もあります。
反対咬合:受け口
出っ歯とは逆で、下の歯が上の歯よりも前に出てしまっている噛み合わせの状態です。上手く噛めないだけではなく、発音などにも支障をきたす場合があります。顎の大きさや成長の時期を勘案して、治療開始時期を検討します。
乱ぐい:八重歯
歯並びがガタガタになっている状態です。乱ぐいは、骨と歯の大きさ、歯と歯の間の隙間がアンバランスであるために起きます。上の糸切り歯が飛び出してる「八重歯」は、「可愛い」という印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、歯科医の視点では、歯磨きの際に汚れが残りやすく虫歯・歯周病のリスクでもあります。
開咬
小さなころからの習慣で小学生になっても、「指しゃぶり」などをしている場合に起きる噛み合わせで、前歯が特に前へ飛び出しています。そのため前歯で食べ物を噛み切ることができなかったり、発音に支障をきたしたりする場合があります。
お子さんの矯正治療
お子さんの矯正治療は、大きく1期治療と2期治療に分けられます。
1期治療
1期治療は、乳歯と永久歯が混在する5~11歳ごろから開始する矯正治療です。まだまだ骨の柔らかい年齢から開始することで、顎の骨やお顔のバランスを整えながら治療できることが最大のメリットです。
2期治療を行うための準備的な治療でもあり、その後の治療を行いやすくし、2期治療の期間を短くすることができる場合もあります。
2期治療
永久歯の生え揃う11~12歳ごろからスタートする矯正治療です。
1期治療からスタートしたお子さんでは、マルチブラケット(ワイヤーの矯正装置)を用いて、矯正治療の仕上げを行います。
2期治療からのお子さんでは、基本的には大人の矯正治療で使われるものと同じ装置を用いて治療します。
1期治療が有効でないと判断され、2期治療でまとめて行うパターンもあります。大人になってから行う矯正と比較すると、顎の骨の成長を促しながら行うことができます。
大人の矯正治療
もう大人になっているから…と矯正治療をあきらめていませんか?大人であっても、歯と歯周組織に問題がなければ治療を行うことができます。
矯正治療により歯並び・かみ合わせが改善すれば、その後の虫歯・歯周病のリスクを下げることもできます。
治療に伴う痛みや見た目の問題についても、現在ではいろいろな矯正装置が登場してきています。患者さまの抱える悩みをカバーしながら行う方法を見つけることも可能なので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。